原因について

高次脳機能障害脳にダメージが加わることによって高次脳機能障害になってしまうことがある、ということはすでにお伝えした通りです。交通事故では頭部に強い衝撃を受けることも多々ありますから、それが原因で高次脳機能障害になってしまうことはよくあります。

また、高次脳機能障害の原因となる疾患の一つに脳卒中が挙げられ、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などによって高次機能障害を引き起こすこともあります。脳梗塞は脳血管が閉塞する症状で、脳出血は脳血管が破れることによって出血を起こし、くも膜下出血は脳動脈瘤の破裂などが原因で出血を生じます。

外傷性脳損傷によって高次機能障害が引き起こされることも多いです。交通事故によって高次機能障害になってしまうのはたいていこの外傷性脳損傷が原因となることが多いです。外部から頭部に強烈な衝撃が加わり、それによって脳がダメージを受けてしまいます。ほかの原因としては脳炎や脳症などが挙げられ、脳に酸素が不足してしまうことで生じる低酸素脳症なども高次機能障害の原因になってしまうことがあります。いずれにせよ脳にダメージが加わることでさまざまな影響を及ぼしますから、今後の人生にも暗い影を落とすことになるでしょう。


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症状や基礎情報

そもそも高次脳機能障害とはどのような障害で、どのような症状をもたらすのでしょうか。高次脳機能障害とは脳に強いダメージを受けたことで脳が持つ知的活動に障害が生じてしまう症状をこう呼んでいます。交通事故だけが原因ではなく、病気によって高次脳機能障害になってしまうこともあります。人間にとって脳が非常に重要な部分であることは今さら説明する必要はないと思いますが、その脳に強烈なダメージが加わることによって言語や記憶、思考、注意といった脳の知的活動にさまざまな影響を与えてしまうのです。

「高次脳機能障害」は,事故や病気によって脳に損傷を受け,その結果,「言語・思考・記憶・行為・学習・注意」など,脳の持つ知的活動に障害が生じる症状をいいます。

記憶障害具体的には三つの障害に分けることができます。記憶障害と注意障害、遂行障害に分けられ、記憶障害とは記憶に影響をもたらす障害です。自分で置いた物を見つけることができない、約束した時間をすっかり忘れてしまう、新しいことを覚えようとしても覚えられないといった症状が代表的です。

注意障害は集中力が続かず作業を長く続けることができなかったり、すぐに疲れたり単純なミスを繰り返すなどします。遂行機能障害は指示を受けないと行動できなかったり、物事の優先順位がわからなくなります。ほかにも社会的行動障害や病識欠如といった障害をもたらすこともあります。


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交通事故による後遺障害

交通事故毎日のように全国各地で交通事故が起きていますし、テレビやラジオのニュースなどでそうした情報は我々の耳や目に入ってきます。まるで他人事のように思っている方もおられるでしょうが、こうした交通事故に遭う可能性は誰にでもありますし、もしかすると明日は我が身かもしれません。交通事故の被害に遭うと生命の危機に陥ることも考えられますし、深刻な後遺障害を患ってしまうことも考えられます。

表面上のケガなら一定期間治療を受けたり入院して安静にすることで回復しますが、後遺障害が残ってしまうとそうもいきません。後遺障害は労働能力の喪失を伴いますし、今後回復する見込みがないことを示しています。つまり、後遺障害が残るということは今後その症状と生涯付き合っていく必要があるということです。交通事故が原因で生じる後遺障害にもさまざまな種類がありますが、その中でも比較的ポピュラーなのが高次脳機能障害と呼ばれる障害です。

高次脳機能障害と呼ばれる障害についてご存知という方は意外に少ないかもしれませんが、交通事故によってこの後遺障害を患ってしまう方もたくさんいます。今でも苦しんでいる方は大勢いますし、自身はもちろんですが周りの人々にもさまざまな影響を及ぼしてしまう怖い障害です。ここでは、交通事故によるダメージが原因で生じる高次脳機能障害について詳しくお話しますから、少しでも関心を持った方はぜひ最後まで目を通してくださいね。


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